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新井宿という地域について

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  戦中か終戦直後の新井宿 僕の住む新井宿は川口市のやや北側にあり、国道122号線が縦断し、首都高速と外環道の結節点である川口ジャンクションがある交通の便の良い場所です。そして埼玉高速鉄道が浦和美園から都心を結んでおり通勤にも極めて便利です。その割に周辺地域含めて市街化調整区域が多く植木畑を主として緑に恵まれています。これは新井宿を含む神根地区、安行地区が古くから植木・花卉が地場産業として栄えていたので市街化をされずに来たことによります。そもそも大宮台地の先端の鳩ケ谷支台は起伏が多い複雑な地形ゆえ、宅地などに適さない土地も多く、斜面林や谷津などは今後も緑地として残っていくと思います。   植木畑 歴史を見ると人の営みはこの台地の上に展開してきました。石器時代の痕跡もありますが、特に縄文海進の時期に海岸線にあったこの辺りでは海産物や木の実がたくさん採れたことから多くの村が形成されていたようです。それは新郷貝塚や石神貝塚など大きな貝塚が多数発掘されていることからわかります。それにしても東京湾から20km以上離れたこの辺りが海だったなんて信じられませんね。川口市が台地以外は低地だということを思い出させます。その後海岸線が引いた後に低地に人が住み始めたのは稲作の伝播のおかげで、以降低地に多くの村が作られることになります。江戸時代になると赤山に伊奈氏が陣屋を構え、日光御成道が敷かれ、鳩ケ谷宿が出来、安行で植木業が盛んになりました。江戸時代になってこの辺りは急に賑やかになったみたいですね。 現在の新井宿 川口はこの鳩ケ谷支台(安行台地とも言う)の上に神根・安行・戸塚・鳩ケ谷という4つの地区があります。僕がこのブログで取り上げるのは新井宿を中心に主にこの地区の歴史、街情報、そしてまちづくりの活動です。新井宿は川口の台地上の 4 つの地区の丁度真ん中辺りにあります。ここを中心にこの地域の魅力を発信できればなぁと思っています。また、前回書きましたが僕は AGC 新井宿駅と地域まちづくり協議会の一員なので会の活動も紹介していきます。とりあえず「関東郡代伊奈氏」「地域の歴史」「街情報」「 AGC 新井宿駅と地域まちづくり協議会」の4つのテーマで記事を投稿していきます。めんど